TongTong夢工房

特殊造形物の材料



○FRP
Fiber Reinforced Plasticsの頭文字をとった略称です。
樹脂とガラス繊維などを階層して、複合させた強化プラスチックのことを言いいます。

仮面ライダーやスーパー戦隊、ウルトラマンなどヒーローのマスクは、FRPで
出来ています。

硬質感があり、軽くて丈夫な為、マスクには最適な素材なのですが、製作難度が
高いので素人さんが手を出すのは、ハードルの高い素材です。
 
作例は、ウザーケンの塗装前のマスクです。


○硬質ポリエチレン
硬質と名前についていますが、実際は軟質です。バスマットとかに使われている素材です。

板状の素材ですので、アーマーなどは切り込みを入れたり、熱で加工したり
して、立体化します。

略して硬ポリと呼ばれてたりします。これに合皮をGボンドで貼り付けて表面処理していきます。

作例は、あえて、包丁です。



○ウレタン
いわゆるスポンジですね。
怪獣や怪人など、直づけという方法で作っていきます。
着ぐるみのベースにカッターナイフで切ったウレタンを貼り付け、さらにカッターナイフで
成形した後、Gボンドを薄めた物をしみこませ、半乾きになったら手のひらなどで押さえつけて、成形し、その上にラテックス(下記参照)を塗り、
表面処理していきます。
ウレタン直づけ法は、日本独特の技法みたいです。

作例は昆虫っぽい怪人、ショッカーみたいなのにしてほしいとの要望でした。





○ラテックス
液状の生ゴムです。
強烈なアンモニア臭がします。
例えるなら、汚い公衆便所みたいな臭いがします。乾くと、この臭いは消えますけど、作業中は
耐えねばなりません。

難燃性なので怪獣の表皮に使われることが多いです。

○合皮
合成皮革の略ですね。
塩化ビニール製で造形に使うには、縦方向にも横方向にも、ある程度、のびる合皮が適しています。

○シリコンゴム
型取りに使う液状のゴムです。

型取り法としては、小さなモノならば、埋没法
大きなモノは階層法という方法で型取りします。

○Gボンド
造形物の接着に使用するゴム系の接着剤です。

接着したいモノとモノとの両面に塗布し、乾燥後、圧着して貼り合わせます。

G10辺りが使いやすいと思います。


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